私たちは情報収集やビジネス活動など、様々な目的でインターネット検索を毎日利用しています。そんな中で、特定の会社名や店舗名で検索（以下、指名検索）しても、その公式ホームページが検索結果に表示されないことがあります。
当事務所にも「ホームページを作ったのに、検索結果に出てこない」というご相談をたまにいただきます。インターネットが不可欠な存在である今、もしこのような状態であれば、最優先で解決に取り組む必要があります。
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結論、原因を探り適切に対処、検索エンジンにインデックスされることで「出てこない問題」は自然と解決します
ホームページの作り方が悪く、検索エンジンにホームページの存在が認識されていないことが考えられます。この状態は専門用語で「インデックスされていない」と表現されます。
インデックスとは、検索エンジンに認識されデータベースに登録される状態を意味しています。インデックスされるためには、適切な検索エンジン最適化やコンテンツの充実、テクニカルな改善などが有効です。インデックスされない場合は、必ずその原因が存在します。以下に挙げるよくある原因5つを順に解説していきます。
なお、解説の前提として、検索エンジンはGoogleを想定しています。また、この内容は検索順位の上位を保証するものではありません。
ホームページが検索結果に出てこない5つの原因
原因1. ホームページを開設してから日が浅い
この場合は、しばらく待つ必要があります。新規に開設したホームページがすぐに検索エンジンにインデックスされることはまれです。通常は、開設後約1週間～1ヶ月程度かかります。
原因2. 検索エンジン最適化の不備
ここでいう検索エンジン最適化とは、内部SEOと呼ばれるものを指します。内部SEOは、検索エンジンに正確なホームページ情報を伝えるための対策です。内部SEOにはさまざまな方法があり、例えば、HTMLと呼ばれるソースコードの適切な記述、サイトマップと呼ばれる特殊なファイルをGoogleへ送信することなどが挙げられます。
当事務所では、「出てこない問題」に関する相談があった際には、まず最初に内部SEOが適切に行われているかを確認します。
原因3. 掲載している情報の評価が低い
評価が低くなる理由はいくつかあります。例えば、総ページ数が少ない、内容が在り来たりで情報の質が低い、更新が滞って情報が古いままなどが挙げられます。検索エンジンから高い評価を得るには、専門性の高い検索ニーズに応える情報を継続的に発信することが必要です。
原因4. 同名または類似名の会社・店が複数存在している
同じ名前だけでなく、似た名前でも埋もれて表示されないことがよくあります。この場合は指名検索は諦め、「地域+名前」や「業種+名前」で検索結果に表示されるよう対策を講じます。
原因5. サーバー全体に海外からの閲覧制限が設定されている
ご利用のサーバーによっては、スパムメール防止のために海外からのアクセスを遮断している場合があります。この場合、Googleのインデックスも拒否されるため、検索結果に出てきません。解決策としては、サーバー管理会社に依頼してアクセス制限を解除してもらうことです。ただし、代わりのセキュリティ対策も検討する必要があります。
よくある質問
Q1. なぜ、検索エンジンにGoogleを想定しているのですか？
2023年現在、実質Googleのみを対策していれば問題がないからです。Google以外の検索エンジンといえばYahoo！がありますが、Yahoo!は2011年からGoogleの検索システムを採用しているため、検索結果はほぼ同じです。
Q2. Googleにインデックスされれば、指名検索の順位は必ず1位になりますか？
可能性はありますが、断言はできません。Googleが自らのガイドラインの中で「一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と明言しています。
◎ Googleデベロッパースサイト内の「有用なガイドライン」を見る
Q3. Googleのインデックスを早める方法はありますか？
はい、あります。まず、ホームページの更新頻度と情報の品質を向上させることが重要です。同時に、Googleが提供する「Search Console（サーチコンソール）」というツールを使用します。サーチコンソールの「URL検査」と「サイトマップ」という機能を活用すると、インデックスのリクエストが可能になります。ただし、必ずしもインデックスされるわけではありません。検索エンジンから低評価を受けた場合はインデックスされない可能性があります。
◎ Googleサイト内の「Search Console」を見る
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