スマートフォン(以下スマホ)の普及と共に、「QRコード」の利便性が注目を集めています。ビジネスシーンでは、ホームページのURL、メールアドレスなどの連絡先、SNSのアカウントなど様々なデータをQRコード化し、効果的な情報伝達と顧客とのスムーズなコミュニケーションを可能にしています。名刺やパンフレット、チラシといった印刷物にQRコードを入れることは、ビジネス上の重要な取り組みの一つです。
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QRコードが持つメリット
情報共有の便利さ
サイズやページ数が限られる印刷物に全ての情報を詰め込むことは難しいですが、QRコードを活用することで、ホームページへ誘導したり、連絡先を共有したりすることが簡単にできます。
アクセスの測定
印刷物の効果測定は困難と言われていますが、媒体やキャンペーンごとに異なるQRコードを活用することで、どれだけの人がアクセスしてくれたかを大まかに測定することができます。
QRコードの活用ポイント
ホームページへ誘導
QRコード入りの印刷物から、詳細情報が載ったウェブページへの導線をつくります。興味を持った顧客からのお問い合わせや資料請求などが期待できます。
SNSフォローの促進
QRコード入りの印刷物から、SNSへの導線をつくります。フォローボタンを表示することで、顧客との継続的な関係構築が期待できます。
特典やキャンペーン
印刷物のQRコードを読み取ってもらい、特典やキャンペーンへの参加を促すことで、顧客の購入意欲を高めることが期待できます。
QRコード入り印刷物の実績
当事務所のデザイン実績の一部です。
QRコードを印刷するときの注意点
印刷されたQRコードを正確に読み取るには、いくつかの注意点があります。
余白
QRコードの周囲に文字やイラストがあると読み取りづらくなります。当事務所では、最低でも2mmの余白をとります。
サイズ
QRコードの適正サイズは情報量によります。一般的には15㎜以上が推奨されますが、URL程度なら10mmでも読み取れることを当事務所では確認済みです。
紙の種類
表面がテカテカした光沢紙に印刷したり、PP加工を施したりすることは、QRコードが反射して読み取りづらくなるため、当事務所ではお勧めしていません。
色の濃度
QRコードは色の濃淡で識別するため、淡い色だと読み取れないことがあります。当事務所では、白地に黒、紺、焦げ茶等の濃色をお勧めしています。
複数配置
スマホのカメラにQRコードが複数映ると誤認識を起こし、読み取りづらくなります。当事務所では、2つ以上のQRコードを取り扱う場合、互いが近すぎないようにレイアウトに気を配ります。
距離
商店街や路面店にある歩行者向けの誘引看板には向いています。しかし、ロードサイドの野立て看板など、交通広告には向きません。ある程度の距離を取ることになるため、スマホのカメラではQRコードがぼやけてしまい、読み取れないケースがあることを当事務所では確認済みです。
QRコードでよくある質問
Q1. QRコードの作成に費用はかかりますか?
費用はかかりません。QRコードはツールを使えば誰でも作成可能です。Excelでも作成できる他、無料でQRコードを作成するサイトも多数公開されています。
Q2. QRとは何かの略語ですか?
QRはQuick Responseの略です。1994年に株式会社デンソーウェーブが開発した2次元コードです。なお、QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
◎株式会社デンソーウェーブサイト内の「QRコード®とは」を見る
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